MLインフルエンザ流行前線情報データーベースのFAQ

【質問】
間違ったデーターを入力してしまって、それがキャッシュされてしまい、何度訂正しても正しくデーターが入力されていないといって、登録ができなくなってしまいました。

【答え】
この場合は、ページの末尾にある「ログオフ」をクリックして、キャッシュされている情報をすべて消去して、そして「更新(リロード)」してみてください。その操作でたいてい回復するはずです。他にも入力で不具合があれば、「ログオフ」と「更新(リロード)」はぜひ一度試してみてください。

【質問】
市町村の統廃合があり当県の市町村が一部間違っています。市町村の情報を訂正していただけるでしょうか。

【答え】
ごめんなさい、本DB運用中の今シーズンは、開始時にきめた市町村情報を変更することはできません。これは、まだ実現していませんが、47都道府県の地図を描くソフトに含まれていた市町村の情報にもとづいて市町村データーベースを構成しています。市町村の情報を変更したら、地図を描くこと(マッピング)ができなくなってしまいます。市町村の情報が若干古いことは運用以前に気付いておりましたが、今シーズンでは地図を描くことを優先しました。

少し不便ですが以前の市町村で登録してくださるようにお願いいたします。

【質問】
運用は12月9日からですが、それ以前の症例は登録しても宜しいですか。

【答え】
はい、今年(2002年)の秋からの症例でしたら、お手数をお掛けしますが、もし宜しければ登録をお願いいたします。運用開始時では1週間以上以前の診断例を表示できないので、入力していただいてもガッカリですが、、もう少ししたら経時的に報告数の増加を表示するページを準備しますので、そちらで閲覧できます。

【質問】
皆さん、どの様にしてデータを入れられているのですか。

【答え】
データーベースへ症例を登録するための練習のページがあります。MLの参加者がどのように症例を登録し、そしてMLと連携しているかを垣間見ることができます。

【質問】
このデーターベースの流行情報は日常の診療にどのように役立ちますか。また公的な組織からの発表ですか。

【答え】
両メーリングリスト参加者からインフルエンザ迅速診断キットを用いた診断の報告は、確かなものだと信じております。しかしプロジェクトとしては初めての事であり、疫学調査としてどれくらい事実を反映しているのか全く未知であり、日常の診療に役立つかどうかは分かりません。

またMLに参加者からの有志によるプロジェクトであり、公共機関が発表しているデーターではありません。

どうかこのプロジェクトの趣旨と情報の収集方法をよく理解した上で、ご自身で有益性について判断してください。

【質問】
先生のお作りになった、日本地図入力システム大変興味深く拝見しました。これは、地域の定点感染情報や食中毒情報、各病院検査室を定点にした腸内細菌検出状況などに使えそうですね。

ソースファイルなどをご紹介戴けないでしょうか。

【答え】
MLなどで連絡が取り合える方同士でデーターベースを共有することは、大変便利で日常の診療に即役立ちます。今回紹介したインフルエンザデーターベースも、どのようにデーターベースを構築したか、そして運営したかなどをゆくゆくは公開するつもりでおります。

今回のデーターベースシステムの概略を申しますと、診療所にODNのインターネット常時接続を契約しております、その上にLinuxのサーバーを運営しております。そしてLinux上でPostgreSQLと言うデーターベースソフト(サーバー)を利用しています。そしてホームページとの連携にはPHPという言語でインターフェースを作っています(2001年よりSQLサーバーはMySQL に変更しました)。

一般のプロバイダー(特にインターネット・サービス・プロバイダー:ISP)との契約ではなくて、ちょっと特殊な環境の元でシステムを構築していると思ってください。しかしPostgreSQLとPHPというのは非常に多くのシステムで利用され実績のあるソフトウエアーです。もしよろしければ私のブックマークをご覧下 さい。

http://www.children.or.jp/bookmark/postgresql.html

付け加えますとインフルエンザデーターベースは、西藤のオリジナルのアイデアではありません。岐阜市医師会でもこうしたオンラインデーターベースを用いて情報の収集と報告を市民に行う取り組みをされております。そして全国的なデーターベースをWebで構築してみようと思ったのは、砂川先生のMLでのプロジェクト提案からです。ただ、プログラムは全くスクラッチ(何もない状態から)書き起こしたものです。

プログラム・ソースの公開は、、、それは恥ずかしいから、どうかご勘弁を、。(^^;

隠すつもりはないのですが、まったく「スパゲティー・プログラム」でして、プロのプログラマーならソースを見ないでも何をしているかすぐに分かると思います、システムの担当者に相談してみてください。

【質問】
このシステムは、チェックボタンやテキストを自動的に取り込み、日本地図に自動的に表示する仕組みになっているのでしょうか。

【答え】
う〜ん、うまく説明できませんが、そういう仕組みと思ってください。例えばどなたかがデーターを入力されたら自動的に日本地図の表示も変更されます、でも決して私がいつもそばにいてホームページを書き換えているのではありません。(^^)

もう少し厳密に説明すると、データーベースから表示に必要なデーターを取りだしてHTMLを表示する前に集計を行っているのです。アッという間なので、実感が湧きませんが。おまけにPHPはスクリプト言語なんです、、信じられない早さですね。

リンク

小児科フリートークML(Ped-ft)
開業されている宝樹真理先生(たからぎ医院・東京都渋谷区)が主催されている小児科医のフリートークをテーマにしたML
http://www.ebisu.net/gairaiml.htm

日本小児科医電子メールカンファレンス(JPMLC)
東北大学医学部小児科の根東義明先生が主催されている各小児科分野の症例検討をテーマとしたML
http://jpmlc.med.tohoku.ac.jp/

感染症情報センター
このインフルエンザ流行データーベースのプロジェクトリーダーの砂川富正先生の所属されているセンターです。
http://idsc.nih.go.jp/index-rj.html

= MLインフルエンザ流行前線情報データーベース =

MLインフルエンザ流行前線情報DBプロジェクトリーダー:砂川富正 
MLインフルエンザ流行前線情報DB管理人:西藤なるを